コーヒー飲み過ぎの注意点(カフェイン中毒)
コーヒーには健康や美容に良い効果もありますが、飲み過ぎ・とり過ぎはマイナスの効果をもたらすこともあります。その代表格が「カフェイン」です。ここではコーヒー飲み過ぎの注意点をまとめていきます。
カフェインの過剰摂取に注意
コーヒーの飲み過ぎにおける一番の注意点は「カフェインの過剰摂取」です。
「コーヒーの美容・健康効果」でも書きましたがカフェインは適量であれば体にプラスとなります。
しかしながら、コーヒーの飲み過ぎ(カフェインの過剰摂取)は体にとってマイナスの影響を与えます。
具体的な適切な量というのはコーヒーカップに2杯〜3杯くらいまでと言われています。これを超える量のコーヒー摂取はカフェインの過剰摂取となり、体に悪影響を及ぼします。
特に、妊婦さんや小さなお子様はカフェインによる悪影響を受けやすい状況ですので、「できるだけコーヒーの摂取自体を控える」ことをお勧めします。どうしてもコーヒーを飲みたいという方にはカフェインが少ない、デカフェタイプのコーヒーやノンカフェインの「タンポポコーヒー」などがお勧めです。
カフェインの過剰摂取による体への悪影響
カフェインを過剰に摂取すると中毒書状が現れます。これはカフェイン自身による神経毒性によって引き起こされます。
- 落ち着きが無くなる
- 夜眠れなくなる
- トイレが近くなる
- 胃や腸の調子が悪くなる
- 動機や不整脈
- 頭がよく回らなくなる
こんな症状があげられています。この症状は摂取量が多くなるほどひどくなると言われています。
継続してカフェインの過剰摂取を続けると「依存症」に
カフェインには「依存性」もあることが分かっています。
煙草やお酒(アルコール)と同じです。
毎日コーヒーを飲んでいる方でコーヒーを飲むのをやめた時に「頭痛」「だるさ」「頭がぼんやりする」「集中力の減少」「嘔吐」などの症状がでるとカフェイン依存症となっている可能性があります。
ただし、煙草などと比べると離脱症状(いわゆる禁断症状)は軽いと言われています。
カフェイン依存症を断つには少しずつでもいいのでカフェインの摂取量を減らしていけばOKです。
コーヒーを飲む回数を減らして、コーヒーを飲みたい時にはカフェインの入っていない、野草茶やハーブティーなどがお勧めです。(緑茶やウーロン茶にはカフェインが含まれています)
参考
・ハーブティー専門店 Design with Tea Salon
短時間で過剰に摂取をすると急性中毒が生じるいこともある
カフェイン錠剤(サプリメント)、エナジードリンクや栄養ドリンク、コーヒーなどカフェインが多量に含まれている食品を短時間で過剰に摂取をすると急性中毒が生じ、最悪死亡することがあります。
日本ではあまり報告例はありませんでしたが、2015年12月に福岡県で20歳代の男性がエナジードリンクやカフェイン錠剤の飲み過ぎによるカフェイン中毒とみられる症状で死亡しました。
過剰に恐れる必要はありませんが、成人のケースだとコーヒーの目安量は1日3杯くらいまでとしておくと安心できるでしょう。